理事長のあいさつ Message from the Chair
この度は、当協会HPを閲覧していただき誠にありがとうございます。日本デフバレーボール協会は、聴覚障害を持つバレーボール関係者が集い1998年に発足したバレーボール団体で、2024年は26年目となります。主な事業は、日本代表チームの強化・派遣、デフバレーボールの全国大会の運営、PR活動、指導・普及等を行っています。現在、日本の最大規模の聴覚障害者スポーツ団体です。
私たちの活動理念
この状況下で、私たちは、聴覚障害者の声ならぬ声を「手話」という言語と、バレーボールというスポーツをとおして、デフリンピックで世界一を目指し、普及活動を行いながら社会にデフバレーボールと聴覚障害者の実態を発信し、聴覚障害への理解を深め、聴者との共存社会の実現に結び付けていくことを活動理念としています。この活動は、スポーツ経験や年齢・聴覚障害の程度を問わず、聴覚障害者にアイディンティティを示し、日常あるいは社会生活を送る上でパワーの根源や目標になると思います。また、デフバレーを発展させることは、デフバレーのみにとっての利益ではなく、障害への対峙に悩む聴覚障害者や取り巻く家族や関係者をはじめ、その他の障害の人たちにとっても大きく貢献していくことができると考えています。
日本代表チームについて
2017年に開催されたデフリンピックサムスン大会で、日本代表女子は金メダル、男子は6位入賞という成績をおさめました。2021年のデフリンピック(開催地:ブラジル)ではコロナの影響もあり男子8位、女子4位でした。
2024年は沖縄で世界選手権大会が開催され、2025年は東京で国際大会が開催されます。日本代表男子・女子チームは、「夢、努力、感謝」の3つの言葉を心に刻んで、全国各地から選抜された選手が、金メダルを獲得するために強化合宿を重ねています。ひたむきに努力する日本代表チームにどうか応援をお願いいたします。
ご支援のお願い
デフリンピックの知名度がまだまだ低いことなどから、活動資金が集まりにくく、合宿参加や海外遠征にあたり、日本代表選手に多額の自己負担を強いている状態です。中には、実力があっても経済的な理由から日本代表を辞退せざるを得ない選手がいます。協会では、日本代表選手の負担を軽減できるよう鋭意努力しておりますが、恒常的に活動資金が不足しております。皆様より、代表チームにご支援の程よろしくお願い申し上げます。
沿革 History
協会組織
1998/9 | 日本ろうあバレーボール協会発足 |
1999/11 | 日本ろうあバレーボール協会Web開設 |
2009/5 | 協会の正式名称を日本デフバレーボール協会(JDVA)に変更 |
2010/12 | 一般社団法人に移行し、協会名称を「一般社団法人日本デフバレーボール協会」に変更 現在に至る |
主催大会
・ジャパンデフバレーボールカップ(Japan Deaf Volleyball Cup /略称デフカップ)
6人制のバレーボール全国大会。2000年に東京で第1回大会を12チームで開催。2011年に行われた大阪大会では、過去最大の約500人の参加者が集まり、デフスポーツでは国内No.1のメジャー大会となっている。
・ジャパンデフマスターズバレーボールカップ(Japan Deaf Masters Volleyball Cup /略称マスターズカップ)
40歳以上の聴覚障がい者を対象にした6人制バレーボール全国大会で2013年に第1回を神戸市で開催。
シニア世代の生きがいの創生および積極的な社会参加を促進することを目的としている。
2000/3 | 第1回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (東京都:夢の島体育館) |
2001/3 | 第2回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (広島県:安佐北区スポーツセンター) |
2002/3 | 第3回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (広島県:安佐北区スポーツセンター) |
2003/3 | 第4回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (千葉県:浦安市運動公園総合体育館) 個人会員制へ移行 |
2004/3 | 第5回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (大阪府:泉佐野市民体育館) |
2005/3 | 第6回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (愛知県:小牧パークアリーナ) オープニングセレモニーに「ブライトアイズ」登場 |
2006/3 | 第7回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (静岡県:藤枝市武道館・市民体育館ほか) |
2007/3 | 第8回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (静岡県:浜松アリーナ) |
2008/3 | 第9回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (千葉県:船橋アリーナ) |
2009/3 | 第10回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (広島県:広島グリーンアリーナ) |
2010/3 | 第11回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (長崎県:シーハットおおむら) |
2011/3 | 第12回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (大阪府:大阪府立体育会館) |
2012/3 | 第13回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (徳島県:徳島市立体育館) |
2013/3 | 第14回ジャパンデフバレーボールカップ開催 (静岡県:東部体育館他2か所) |
2013/11 | 第1回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ開催(兵庫県:神戸市勤労会館体育館) |
2014/2 | 第15回ジャパンデフバレーボールカップ開催(奈良県:天理大学杣之内体育館) |
2014/11 | 第2回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ開催(京都府:木津川市中央体育館) |
2015/2 | 第16回ジャパンデフバレーボールカップ開催(奈良県:天理大学杣之内体育館) |
2015/11 | 第3回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ開催(京都府:木津川市中央体育館) |
2016/2 | 第17回ジャパンデフバレーボールカップ開催(神奈川県:川崎市とどろきアリーナ) |
2016/11 | 第4回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ開催(兵庫県:ニチイ学館ポートアイランドセンター) |
2017/2 | 第18回ジャパンデフバレーボールカップ開催(神奈川県:川崎市とどろきアリーナ) |
2017/11 | 第5回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ開催(広島県:呉市総合体育館) |
2018/2 | 第19回ジャパンデフバレーボールカップ開催(神奈川県:カルッツかわさき他) |
2018/11 | 第6回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ開催(大阪府:近畿大学記念会館) |
2019/2 | 第20回ジャパンデフバレーボールカップ開催(神奈川県:川崎市とどろきアリーナ他) |
2019/11 | 第7回ジャパンデフマスターズカップ開催(兵庫県:加古川市立総合体育館) |
2020/2 | 第21回ジャパンデフバレーボールカップ開催(神奈川県:川崎市とどろきアリーナ) |
2020年 | 第8回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ(コロナ感染拡大により中止) |
2021年 | 第22回ジャパンデフバレーボールカップ川崎大会(コロナ感染拡大により中止) |
2021年 | 第9回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ(コロナ感染拡大により中止) |
2022年 | 第23回ジャパンデフバレーボールカップ川崎大会(コロナ感染拡大により中止) |
2022/7 | ジャパンデフバレーボールカップサマーカップ大会(臨時大会)(兵庫県:ニチイ学館神戸) |
2022/11 | 第10回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ稲沢大会(愛知県:稲沢市) |
2023/2 | 第24回ジャパンデフバレーボールカップ川崎大会(神奈川県:川崎市とどろきアリーナ) |
2023/11 | 第11回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ滋賀大会(滋賀県:近江八幡市) |
2024/2 | 第25回ジャパンデフバレーボールカップ川崎大会(神奈川県:川崎市とどろきアリーナ) |
2024/11 | 第12回ジャパンデフマスターズバレーボールカップ犬山大会(愛知県犬山市)(予定) |
2025/2 | 第26回ジャパンデフバレーボールカップ川崎大会(神奈川県:川崎市とどろきアリーナ)(予定) |
日本代表チーム
・デフリンピック(Deaflympics)
デフリンピックとは、4年に一度、世界規模で行われる聴覚障がい者のための国際総合競技大会であり、障がい者スポーツにおける最初の国際競技大会である。夏季大会と冬季大会があり、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアにおいて始まった。設立当初は国際ろう者競技大会という名称であったが、1967年に世界ろう者競技大会(World Games of the Deaf)に名称変更、さらにIOCの承認を得て、2001年より現名称となった。2021年の第24回カシアス・ド・スル大会(ブラジル)では73か国2,408名が参加し、20競技が行われた。日本からは選手・スタッフ合わせて149名が参加した。
2025年の第25回デフリンピックは東京(東京都・日本)で開催される。
・世界選手権(World Deaf Volleyball Championships)
4年に一度デフリンピックの前年に開催される。バレーボール競技は2008年にアルゼンチンで第1回大会が行われた。
2024年のデフバレボール世界選手権大会は豊見城市(沖縄県・日本)で開催された。
デフリンピック・世界選手権の戦績
1997年 | 第18回夏季デフリンピックデンマーク大会 男子・・・9位 / 女子・・・5位 |
2001年 | 第19回夏季デフリンピックローマ大会 男子・・・6位 / 女子・・・金メダル |
2005年 | 第20回夏季デフリンピックメルボルン大会 男子・・・7位 / 女子・・・銀メダル |
2008年 | 第1回世界選手権アルゼンチン大会 男子・・・銅メダル / 女子・・・銀メダル |
2009年 | 第21回夏季デフリンピック台北大会 男子・・・5位 / 女子・・・銅メダル |
2012年 | 第2回世界選手権ブルガリア大会 男子・・・4位 / 女子・・・5位 |
2013年 | 第22回夏季デフリンピックソフィア大会 男子・・・予選敗退 / 女子・・・銀メダル |
2016年 | 第3回世界選手権ワシントン大会 男子・・・6位 / 女子・・・4位 |
2017年 | 第23回夏季デフリンピックサムスン大会 男子・・・7位 / 女子・・・金メダル |
2020年 | 第 4回世界選手権(イタリア)不参加(コロナ感染不安のため) |
2021年 | 第24回夏季デフリンピック(開催地:ブラジル)男子・・・8位 / 女子・・・4位 |
2024年 | 2024世界選手権大会(日本 沖縄)男子・・・7位 / 女子・・・金メダル |
2025年 | 第25回夏季デフリンピック(日本 東京)(予定) |